米国PARMA社としては初の3Pマシン、「SUSPENSION PANTHER」です。
ASSOCIATED社の「RC-12i」に対抗するマシンとして、その登場についてはPARMA社のデザイナー兼ドライバーであったBartos氏が1982年に来日した際にも予告されていました(ラジコンマガジン82年7月号)。
車体構成としては、前後の主要パーツを前作である「PANTHER」から受け継ぎ、シャーシ関係のみを新たにしたものとなっています。
ギリギリまで幅を広くとったFRP製シャーシ、これに同じくFRP製のTバーを重ねる形でリア・サスペンションを構成します。
Tバーの接続にはOリング等は介さず、またTバー自体もあまり撓らない形状のものです。そのため、サスペンションの可動域は比較的小さな範囲にとどまっています。
フロントは、バンパー以外は前作のままです。
サスアーム中央のネジの締め込みにより、キャンバーが調節できそうです。
モーター・ポッド、アクスル等も前作とほぼ同じです。
ラジオ・プレートを取り付けるための3本のビスにゴム・ブッシュを噛ませ、この弾性を利用してリア・サスペンションを制御するというユニークな方法をとっています。