2012年11月27日

ELIMINATOR 12 (1988)

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BOLINKの「ELIMINATOR 12」です。
1988年当時としてはやや保守的な部分もあるマシンです。

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写真のシャーシはグラファイト製です。
この他にFRP製シャーシのモデルもありました。

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フロントは、ごく一般的なキングピン・スプリング・サスペンションです。
グラファイト製フロントビームの後側はシリコンチューブで支えられており、ナットを締め込むことでキャスターが調整できます。
なお、ナックルは前作などと同じくASSOCIATEDから流用されています。

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当時の主流であったボールリンク・サスペンションは採用していません。
ラジオプレートを兼ねたシャーシ・ブリッジに、大きなゴムブッシュを挿んでTバーを接続するシンプルな構造です。中央に立っている白い樹脂製ナットを締め付けて動きを調節します。

フリクション・タイプのダンパーをデュアル・マウントしている点が特徴的です。
モーターマウントのオプションとして、肉抜きを多くした軽量タイプもありました。
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2011年10月15日

BANDITO (1985)

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米国BOLINK社の「BANDITO」です。
従来と同様に他社製のパーツを各所に使用しているものの、全体としては十分に独自性の感じられるマシンになっています。

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リアを深く切り込んだFRP製メイン・シャーシ。剛性を保つためか、メカプレートはその上に少し隙間を空けて重ねられています。
なおメカプレートは使用バッテリーに応じてカットが異なっていましたが、写真の車には当時としては珍しいと思われる4セルバッテリー対応のものが付いています。

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特徴的なフロント・サスペンション。
FRP製のスイング・アームを、細長いフリクションダンパーで制御します。
ナックルやホイルはASSOSIATEDのものが使用されています。

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シンプルなアルミ製モーター・マウントは、プレスではなく削り出しで作られたもの。
アクスル等はASSOSIATEDから流用しているようです。
モーターの前に見えるナイロン・ナットの締付け具合でリア・サスペンションの動きを調節します。
リアにダンパーは装備していません。
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2011年07月28日

CHALLENGER (1981)

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米国・BOLINK社の「CHALLENGER」です。
フロント・アーム、ナックル、モーター・マウント等にスウェーデン・MINICARS社の「XII」と同じものを使用するほか、シャーシーもそれと類似の構成をとっています。

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写真では判りませんが、フロント・アームには「minicars」の刻印がされています。

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ボール・デフを装備。モーター・マウントは左右が同じパーツであり、ひっくり返せばモーターをミッドシップに搭載できます。シャーシーにもそのためのビス穴があらかじめ開けられていますが、メカプレートはオプションのものを用意する必要があります。
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