2014年12月16日

FORD CAPRI TURBO (1980)

IMG_4333 (1280x960).jpg
ドイツのメーカー、CARREA STRUCTOの「FORD CAPRI TURBO」です。

IMG_4325 (1280x960).jpg
裏面から見ると、ABS製のシャーシ及び中空ゴムタイヤによって、模型というより、玩具としてのラジコンに近い印象を受けます。

IMG_4332 (1280x960).jpg
IMG_4329 (1280x960).jpg
非常にユニークな構造のフロント周り。
左右のナックルに380Sモーターを固定し、ホイルの内側に刻んだギアにピニオンを噛ませて前輪をダイレクトに駆動する方式です。したがって、モーターごとステアリングします。

なお本車は、石政(ISHIMASA)の前輪駆動車であるFF-12Eのフロントユニットを丸ごと無改造で取り付けられるようにもなっていました。これは当時のドイツ市場向けに、FF-12Eが相当量輸出されていたことが関係しているのでしょう。

IMG_4331 (1280x960).jpg
IMG_4339 (1280x960).jpg
リアにも380Sモーターを左右にそれぞれ付けて駆動することが可能となっていました。
また別途にモーターマウントとデフギアを取り付けて、540Sクラスのモーター1個によるオーソドックスな駆動方式に変更することもできるようになっていました。


posted by NNC at 00:00| Comment(0) | OTHERS

2014年09月04日

MICRO-MOLD ELECTRIC RACING CAR KIT(1979)

IMG_4271 (1280x960).jpg
英国MICRO-MOLDの「ELECTRIC RACING CAR KIT」です。
日本ではほとんど知られていない車ではないかと思います。

IMG_4276 (1280x960).jpg
車体の大部分はブラックアルマイトされたジュラルミンで出来ています。
厚みがある板材が使用されているため、重量も相当にあります。

IMG_4270 (1280x960).jpg
フロントアッセンブリーは主に樹脂製パーツで構成されています。車体の他の部分に比べて非常に華奢な作りで、強度は低そうです。
初期のJOMACやPARMAの車と類似したキングピンコイルスプリング方式のサスペンションを装備しているところが特徴です。

IMG_4264 (1280x960).jpg
リア周りは、フロントとは対照的に武骨な印象です。
モーターマウントはボックス型で、写真では見えませんがリアシャフトはホーシングの中を通ります。後端部に付いているジャックはバッテリーを充電するためのものです。
デフは装備しておらず、JOMAC製のスパーギアが使われています。

IMG_4277 (1280x960).jpg
キット付属のスピードコントローラーです。
posted by NNC at 00:00| Comment(0) | OTHERS

2013年12月19日

Mk.2 ELECTRIC (1979)

IMG_3750 (1280x960).jpg
英国のメーカー、MARDAVE社の「Mk.2 ELECTRIC」です。
「Mk.1」に相当する前作のマシン「1/12 ELECTRIC」と比べると、シャーシの材質やスピードコントローラーの形状などが変更されている程度で、基本的な構成に大きな違いはないようです。

IMG_3753 (1280x960).jpg
シンプルな形状のシャーシ。その材質は、前作のジュラルミンからFRPへと変更されました。
左右に張り出したアルミ板の上には、バッテリーが縦に3本つづ搭載されます。
このような搭載方法は、当時のヨーロッパのマシンでは比較的多く見られました。

IMG_3751 (1280x960).jpg
フロントアームは、キット標準ではサーボセイバーやモーターマウントなどと同じ樹脂製ですが、写真のマシンではこれを堅牢なアルミ製のものに変更しています。

IMG_3752 (1280x960).jpg
駆動系は、スパーギアとリアホイルが一体成型になっているというユニークな設計で、左右に同じホイルを使用していることから、スパーギアも両方に付いています。
そしてモーターマウントを前後に引っくり返すことで、無改造でリアモーター方式に変更できるようになっていました。


posted by NNC at 00:00| Comment(2) | OTHERS