2012年07月03日

CLASS D RACING CAR (1977)

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MRPの「CLASS D RACING CAR」です。
販売のほうは、当時RC装置等を作っていたJOMACによって行われていたようです。
ちなみに、ほぼ同じ車体にエンジンを載せた「CLASS B CAR」というGPマシンも存在しました。

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ジュラルミン製のシャーシ。
バッテリーは樹脂製のデッキに振分け搭載します。

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既にフロントは、キングピン・コイルスプリング・サスペンションの原型とも言えるような構造となっています。これは同時期のJEROBEEやPARMAのマシンにも見られます。

フロントタイヤはJEROBEEからの流用で、ゴム製です。

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当時の米国におけるカテゴリー「CLASS D」に対応した、SAGAMI製をベースにしたオリジナル・モーターを標準装備。このカテゴリーの具体的な内容等は判りません。

デフはまだ無く、リアタイヤはスポンジ製です。

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付属のカイダック板をRC装置に合わせて加工し、メカデッキとするようになっていました。
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2011年10月03日

GP-12 (1980)

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米国MRPの「GP-12」です。
シャーシにグラフロンという特殊素材を使用するほか、車体の多くの部分が樹脂製パーツで構成されています。
1980年の全米選手権優勝車。
日本にも翌81年から輸入され、それなりの数のユーザーがいたようです。

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T字型でコンパクトなグラフロン製シャーシの厚みは約1/8インチで、結構な弾力があります。グラフレックス製のオプションも用意されていました。
足回りは前後ともリジッドですが、パーツ・リストによれば、リアにサスペンション機能を付加するコンバージョン・キットが存在したようです。

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フロントはエリオット型で、ナイロン製のアームが上下に分割されている構成です。

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シャーシから後ろに長く伸びるナイロン製モーター・マウントは、剛性が少し不足しています。あるいは意図的に柔軟にしているのでしょうか?
ベアリング・ホルダーの取り付けを上下逆にすることで二段階に車高調整が可能。
写真の車では、ボール・デフとサガミ・ベースのチューンド・モーター「552」がキットに標準装備されていました。カーボン製シャフトも付けていますが、こちらはオプションのものです。
ちなみに当時のMRPのモーターは、グレードに応じて550から554までがラインナップされていました。
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