2011年10月22日

FANTOM EP-4WD (1983)

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4輪駆動車を代表する存在であった、京商の「FANTOM EP-4WD」です。
従来の2モーターという素朴な発想ではなく、軽量なラダーチェーンにより駆動力を伝達するもので、フロントにはワンウェイ・ベアリングを入れることで直進時に駆動力がスポイルされるのを防いでいます。
この駆動方式は、当時の日本に多かったスリッピーな路面で有効に機能し、本車は1983年の全日本選手権で優勝するなど各地のレースで活躍、一時代を築きました。

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本来のシャーシはブラックFRPによるダブルデッキ・スタイルですが、ここではメイン・シャーシを「101」から発売されていた70ー75Sジュラルミン製のものに換えています。
さらに、前後のシャフトやサーボセイバー・シャフトも「技研モデル(Tech)」製の赤いものに交換しています。
ラダー・チェーンがブラックに塗装されている点は、他の4輪駆動車には見られない本車の特徴です。

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スプロケット内にワンウェイ・ベアリングが入るなど、フロントは同時期に発売された他社の4輪駆動車と同様の形式。
もっとも、これは京商が他に先駆けて1/8GPカーにおいて採用していたアイデアです。
ナックル等のアルミ製パーツは削り出しです。

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モーター・マウントもアルミ削り出し。
デフ・ギアやホイールは、同型のものが京商の後続モデルに長く受け継がれました。
写真の車ではモーターマウント上にあるべき樹脂製のリア・ボディマウントが欠損しています。
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2011年09月16日

PLAZMA Mk.II (1985)

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京商「PLAZMA Mk.II」です。
1984年の世界選手権に出場した初代プラズマのワークス・マシンをベースにしています。

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リアの柔らかいスイングを企図した新しいカットのメインシャーシに、小ぶりなメカ・プレートの組み合わせ。板厚も初代より少し薄くなっています。
縦に補強板が入っている点を含め、Associatedの「RC-12i」に似ています。

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前後の足回りは初代プラズマと基本的に同じですが、フロントのキングピンにOリングを新たに入れてフリクョン・ダンパーとしての効果を狙っています。
また、バーを細身にするとともに、サポート・ブロックを3個から2個に変更。
サーボ・セイバーはダイレクト・タイプとなり、バンパーも小型になっています。

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リアは、オイル・ダンパーをより容量の大きいバギーの「トマホーク」用に変更しています。
モーターは引き続き、「ル・マン600E」を標準装備。
モーター・マウントには、オプションとして低重心タイプも用意されていました。
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2011年06月28日

PLAZMA 3P (1984)

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京商にとって初めてのサスペンション・カー、「PLAZMA 3P」です。
写真の車は、「技研モデル(TECH)」のコンバージョン・キットを組み込んでいるので、ゴールドやレッドのアルマイト処理がなされた金属パーツが煌びやかです。

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ASSOCIATEDの「RC-12i」に類似したカットのシャーシ。
意外なことに標準状態では底面の皿ビス加工がなされていませんでした。もっともこの写真の車は、コンバージョンのため自前で加工してあります。

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典型的なキングピン・コイルスプリング方式のフロントサスペンション。
このフロントの構成は後年の「AXIS EX」に至るまで基本的に変わりませんでした。
なお、本来はサポートブロックが3個であるところ、写真ではコンバージョンのため2個になっています。

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モーターマウントの意匠も、以後のモデルに長く受け継がれました。
モーターは、「LE MANS 600E」がキットに付属。
リア・ダンパーはバギーの「SCORPION」のものが採用されています。
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