2012年05月31日

COSMIC GP/m '86 AERO VERSION (1986)

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無限精機「COSMIC GP/m '86 AERO VERSION」です。
前作「'86」に僅かな変更を加えたもので、これがシリーズの最終モデルとなりました。
ただし名称が長くなるのを避けるためか、前作まで伝統的に冠されてきた「K2-X」の文字は商品名から無くなっています。

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ポリカーボネート製のモノコック・シャーシ。リアにはスタビライザーを装備。
このシャーシ自体は前作と全く変わりません。
なお、写真のマシンではフロント・ブロック等の樹脂製パーツを個人的に黒く染めています。

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バンパーが前作までより小型になりました。
ホイ−ルは前後とも「TEMPEST」で採用されたものと同じエアロホイールとなっています。

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リア・ボディマウントがモーターマウント上からメカデッキ上へと移設されました。
また非常に細かい点ですが、左のハブの根元がそれまでの六角形から、初代などと同じ丸形に戻っています。
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2012年05月25日

K2-X '83 (1982)

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無限精機の「K2-X '83」です。
「K2-X」をマイナーチェンジしたマシンで、走行性能に直接関わる変更点は少なく、主に細部の強度・信頼性の向上に重点が置かれています。

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メイン・シャーシを従来の1.6mm厚から2.0mm厚に変更するとともに、前後に肉抜き部分を増やして路面への追従性を確保しています。
またシャーシ、メカプレート、ホイルがそれぞれナチュラルカラーになり、外観面での印象は随分変わっています。

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バンパーが従来より1mm厚くなった一方、重量増加を抑えるために形はやや小さくなっています。
さらにサーボセイバーをよりスムースに作動させるため、シャフトを若干変更、ボディマウントは1個から2個になり、材質も樹脂からアルミに変わっています。

またスピードコントローラーは小型軽量の巻線式に変更されました。バックはマイクロスイッチで行う方式ですが誤作動が多かったということで、後にメーカー自身が広告内でこれを取り外すことを推奨しています。

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リアは、ボディマウントがアルミ製になった程度で、他には変更がありません。
モーターは、無限のラベルが貼られたRS540Sが標準装備されました。

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2011年10月29日

K2-X COSMIC (1st version,1984)

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無限精機の「K2-X COSMIC」です。
「K2-X SPIRIT」に続く3Pカーとして登場した「COSMIC」シリーズは、比較的低価格ながら上級モデルに劣らないパフォーマンスを発揮、幾度ものバージョンアップを経つつ長くレースシーンの第一線で活躍しました。
本車「K2-X COSMIC」はそのシリーズの初代に当たるマシンで、1984年の全日本選手権では3位に入賞しています。

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「COSMIC」シリーズといえば、特徴的なポリカーボネード製モノコック・シャーシの採用で知られていますが、初代においては写真のようにまだ上下共にFRP製のダブルデッキ・スタイルをとっていました。
メイン・シャーシの後方に切り欠きを入れて、リアサスペンション機能を持たせています。

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シンプルで堅固なフロントの基本構造は、シリーズを通じて変わりませんでした。
ASSOCIATED風のキングピン・コイルスプリング方式のサスペンションを採用しています。
写真にはないですが、サーボセイバーはダイレクト式です。

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モーターマウント、デッキポストはアルミ製で、これらにはマグネシウム製のオプション品もありました。
サスペンションを制御するダンパーは、まだオイルではなく簡素なチューブ式です。
そして、デフはオーソドックスな3ピニオンのギア・タイプで、こちらは以後「TEMPEST」に至るまで承継されました。
また、左のハブは「SPIRIT」と同じで円いものですが、次作の「GP/m」からは六角のタイプに変更されています。
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