2011年08月06日

CRX PARSEC II (1987)

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AYK「CRX PARSEC」がマイナーチェンジして登場した「II」です。
以下に順次述べる改良点があるほか、直接走行性能には関わりませんが、サス・アーム、ホイールなどの樹脂製パーツへの着色、ボディ・マウント・カラーの装備、サーボセイバースプリングの強化といった変更がなされています。
1987年全日本選手権第7位入賞車。

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ギャップ路面への対応のため、シャーシはカットが変更され後部が深く切り込まれています。
この写真ではオプションのカーボン製シャーシを装着しています。

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フロントは構造的には全く変更がありません。
キングピン上のナックルの上下運動を、レバーを介して小型ダンパーにより制御します。
オレンジの着色にはムラがありますが、これでもあくまで正規品のクオリティでした。

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リアもマグネシウム製の一体型モーター・ポッド等、ほぼ前作と同じですが、
ローリング・ダンパーにスプリングが追加され、これによりコーナリング時におけるタイヤ接地圧の微妙な調整が可能になったということです。
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2011年06月27日

RF4WD QUATTRO (1983)

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aykの「RF4WD QUATTRO」です。
基本構成は同時期に一斉に発売された他社の4輪駆動車と同様であり、イチムラ・サーキットの市村氏による自作車がベースになっています。

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「EXL480K」と同じように、ブラックFRP製メインシャーシ上にゴムブッシュを介してメカプレートを重ねています。

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フロントメンバーはマグネシウム製、そしてフロントアームはジュラルミン製です。

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モーターマウントもマグネシウム製。
デフギアはAYK伝統のインナータイプ・デフ「GX1200」です。

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「101」から発売されていたジュラルミン製シャーシーを組み込んだ状態。
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2011年06月18日

CRX PARSEC (1986)

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1986年に発売された、AYKの久々の意欲作であるCRXパーセックです。スマートな車体ながら、オイルダンパーを五本も装備しており迫力があります。

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FRP製シャーシにTバーを重ねるオーソドックスな構成。

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極めて特徴的なフロントサスペンション。ナックルの上下運動が、レバーを介してダンパーに伝わります。もっとも実際には、この方式はあまり有効には機能しなかったようです。

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2本のローリング・ダンパーを装備したリア周り。
モーターマウントは、ホーシング付きのマグネシウム製一体型です。
CXクワトロと色違いの4ピニオン・デフ、そしてカーボン製シャフトを標準装備。


この後、パーセックはシリーズ化し、AYK自体の消滅に至るまで、
CRX PARSEC U(1987)、SUPER PARSEC(1987)、SUPER PARSEC SE(1988)、SUPER PARSEC BASIC(1989)、SUPER PARSEC SV(1989)と続いていくことになります。
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