AYKの「RX2000」です。
ゴールドメッキされたメカ・プレート、赤い前後バンパーなど、その車体の鮮やかな色遣いがまず目を引きます。
走行性能の面でも前作に続き優位性を発揮、1980年全日本選手権では優勝車となりました。
やわらかいローリングを意識した細身のFRP製シャーシに、ジュラルミン製のメカプレートをフローティング・マウント。
基本的にRX1200と同じ構造のフロント周りですが、アップライトやキングピンが強化されています。
また、アルミ・ピロボールの採用でステアリング系統の信頼性向上を図っています。
モーター・マウントはRX1200と同じもの。下にはアルミ板を入れて、シャーシがマウントと干渉することなく撓るよう配慮されています。
スピード・コントローラーが上に被っていますが、モーターマウントに固定されているわけではありません。
デフはRX1200のオプションであったインナータイプ・デフ「GX1200」を標準装備。
各部の軸周りには、ボールベアリングに加えてスラストベアリングをも挿むのが当時の様式でした。