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ASSOCIATED最初の電動カー、「RC-12E」です。
エンジンカー開発での知見を生かした、シンプルで軽量、そして頑丈なマシンで、その設計思想は以後の電動カーの発展に多大な影響を与えたものと思います。
日本では輸入元の横堀模型により一部に手を加えられたうえで「MINI RACER」シリーズ中の一製品として発売されましたが、路面やレース形式の違いもあって本国のレースで発揮したような圧倒的な強さまでは見られなかったようです。
ちなみに、香港辺りでは「CX12」なる本車の類似品も存在していたとの話です。
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他車に先駆けてFRPをシャーシの素材に採用。
クビレた形状をしていますが、板厚が2mm以上あるのでかなり硬い特性を持つシャーシです。
まだ皿ビス加工は施されてはいません。
メカプレートは、バンパーと同じくカイダック製です。
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フロントはナイロン素材を使用したエリオットタイプ。
この構成も以後は電動カーにおけるスタンダードの一つとなりました。
日本で発売されたモデルでは、サーボセイバーに「RC-200」と同じ形状のものを装備、またロッドも日本独自のものに変更されています。
なお、2個のサーボはユーザー自身がメカプレートに大きく穴を開けて縦置きで搭載することになっていました。
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ギアはダイレクト・ギア。
バックラッシュは、カム状のスペーサーをモーターとマウントの間に挟んで調節します。
日本で発売されたモデルには横堀模型のオリジナル・モーターが付属していました。
スピードコントローラーも日本独自のもので、これは「MINI RACER RC-12 Jr.」のものを改良し、受信機用電源も動力用バッテリーから得られるようにしたものです。
そのほか、高荷重ベアリングとスーパーハードタイプのリアシャフトを標準装備する点でも米国での仕様と異なっていました。