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京商の「AXIS EX」です。
当時の主流技術であったボールリンク・リアサスペンションと振り分けバッテリー方式を京商として初めて採用したマシンですが、PLAZMA以来の伝統的な構造も依然残しています。
1988年の全日本選手権で2位及び7位と活躍。
翌89年にもASSOCIATEDとKAWADAにより上位が占められる中、1台が第9位に食い込んでいます。
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ワイドなメイン・シャーシはカーボン製。
本車のボールリンク・サスペンションには、一般的なものとは少し異なる部分があります。
すなわち、Tバーのシャーシへの接続点は後部のみがボール支持となっており、前部については単にビスにより固定されているだけでした。
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フロントは構成パーツに多少の形状変更などがみられるものの、基本的にPLAZMAと同様のものとなっています。
また前後のホイルもPLAZMA/FANTOMと同じです。
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リアサスペンションは、メインの大容量プレッシャー・ダンパーに加え、2本のフリクションタイプのローリング・ダンパーにより制御されます。ローリング・ダンパーを固定するリア・ボディマウントが樹脂製ですが、これに関しては剛性の不足がラジコンマガジンのレビューなどで発売当初から指摘されていました。そのためファクトリー・カーなどでは、マウント間をロッドで連結するなどして剛性を確保する工夫がなされていたようです。
デフはボールタイプですが、これも京商の1/12マシンでは初めて導入されたものです。デフ・リングをセラミック製としている点に新規性があります。
なおノーマルの状態では、Tバーを接続するシャーシ・ブリッジとモーターマウントのアッパー・ブレイスが樹脂製となっていましたが、写真のマシンではこれらを共にオプションのカーボン製のものに変更しています。