
ドイツのメーカー、CARREA STRUCTOの「FORD CAPRI TURBO」です。

裏面から見ると、ABS製のシャーシ及び中空ゴムタイヤによって、模型というより、玩具としてのラジコンに近い印象を受けます。


非常にユニークな構造のフロント周り。
左右のナックルに380Sモーターを固定し、ホイルの内側に刻んだギアにピニオンを噛ませて前輪をダイレクトに駆動する方式です。したがって、モーターごとステアリングします。
なお本車は、石政(ISHIMASA)の前輪駆動車であるFF-12Eのフロントユニットを丸ごと無改造で取り付けられるようにもなっていました。これは当時のドイツ市場向けに、FF-12Eが相当量輸出されていたことが関係しているのでしょう。


リアにも380Sモーターを左右にそれぞれ付けて駆動することが可能となっていました。
また別途にモーターマウントとデフギアを取り付けて、540Sクラスのモーター1個によるオーソドックスな駆動方式に変更することもできるようになっていました。