ツクダホビー(TSUKUDA HOBBY)から発売された、WORLD CHAMPION SERIESです。
当時も今もその存在自体がほとんど知られていない車なのではないでしょうか。
もっとも、あらためて見ると、AYKあるいはその下請け企業の手によって実質的に製造されたことが推定される点で、非常に興味深い車でもあります。
ジュラルミン製のシャーシ及びメカプレートは、AYKのRX1200のものと類似したブラックアルマイト処理がなされています。
そして、前後のホイルもRX1200から流用しています(ただし、フロントホイルは幅が細くカットされています)。
なお、バッテリーは、専用の左右振分け型のものを使用することになっていました。
フロントは、やや安っぽさを感じる直線的で簡易な構造となっています。
キャスター角は付いていません。
リアアクスルは、そのままRX1200からの流用で、したがってスパーギアにはAYKの刻印が入っています。
プレス製のモーターマウントも、形状こそ本車のオリジナルのようですが、その加工処理にはやはりRX1200に通じるものが感じられます。
モーターはRS-540Sが標準装備されていました。