和泉エンジニアリング(IZUMI ENGINEERING INC.)の「MACH LINE X12 LIMITED 2WAY KIT 」です。
1/12GPカーであるMACH LINE X12 LIMITEDをベースに、電動カーとしても使える両用キットとして販売されたものです。
その説明書の記載によれば、エンジン仕様から電動仕様への変換をするために要する作業時間は、30分程度とされていました。
日本国内においてすら知名度が非常に低い本車ではあるものの、その詳細なレビュー記事は当時のマイナー雑誌であった「ラジコン専科」1979年5月号に掲載されています。
上の写真などを見ると、トドロキ(TODOROKI MODEL)の「NEW ER-12」にも似た雰囲気があるように思います。
もっとも、言うまでもなく本来の電動カーに比してヘビーデューティーで重量面においては著しく不利となるため、敢えて本車をドライブしてレースに参加した人はいなかったのかもしれません。
FRP製のメインシャーシにスチール製のリアシャーシを接続するという、当時のGPカーにおける一般的なスタイルを採用しています。
スチール製の各パーツから構成された堅牢なフロント周り。
これに対してメカデッキの方は、前後のバンパーと同じくカイダック製です。
フロントホイールは、外径が大きく重いボールベアリングをはめ込んだうえで、2本のビスによって蓋を閉める2ピース構造となっています。
モーターマウントはエンジンベッドを利用して取り付けられるため、重心が高くなっています。
ジュラルミン製の64Tのスパーギアは、エンジン仕様の場合と共用で、デフは装備していません。
キットにモーターは含まれておらず、写真の車では、広いスペースを活かして大型モーターであるRS-550SPを載せています。
なお当時は石政(ISHIMASA)の1/12GPカーの場合にも、このモーターを載せて電動化するオプションパーツが用意されていたようです。
巨大な基盤を有するスピードコントローラーは、前後進共に5段変速のものです。
(追記)電動化用のパーツリストです。