2026年03月08日

MACH LINE X12 LIMITED 2WAY KIT (1979)

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和泉エンジニアリング(IZUMI ENGINEERING INC.)の「MACH LINE X12 LIMITED 2WAY KIT 」です。
1/12GPカーであるMACH LINE X12 LIMITEDをベースに、電動カーとしても使える両用キットとして販売されたものです。
その説明書の記載によれば、エンジン仕様から電動仕様への変換をするために要する作業時間は、30分程度とされていました。
日本国内においてすら知名度が非常に低い本車ではあるものの、その詳細なレビュー記事は当時のマイナー雑誌であった「ラジコン専科」1979年5月号に掲載されています。
上の写真などを見ると、トドロキ(TODOROKI MODEL)の「NEW ER-12」にも似た雰囲気があるように思います。
もっとも、言うまでもなく本来の電動カーに比してヘビーデューティーで重量面においては著しく不利となるため、敢えて本車をドライブしてレースに参加した人はいなかったのかもしれません。

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FRP製のメインシャーシにスチール製のリアシャーシを接続するという、当時のGPカーにおける一般的なスタイルを採用しています。

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スチール製の各パーツから構成された堅牢なフロント周り。
これに対してメカデッキの方は、前後のバンパーと同じくカイダック製です。

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フロントホイールは、外径が大きく重いボールベアリングをはめ込んだうえで、2本のビスによって蓋を閉める2ピース構造となっています。

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モーターマウントはエンジンベッドを利用して取り付けられるため、重心が高くなっています。
ジュラルミン製の64Tのスパーギアは、エンジン仕様の場合と共用で、デフは装備していません。
キットにモーターは含まれておらず、写真の車では、広いスペースを活かして大型モーターであるRS-550SPを載せています。
なお当時は石政(ISHIMASA)の1/12GPカーの場合にも、このモーターを載せて電動化するオプションパーツが用意されていたようです。

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巨大な基盤を有するスピードコントローラーは、前後進共に5段変速のものです。

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(追記)電動化用のパーツリストです。


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2026年02月09日

CELICA LB TURBO Gr.5 / COUNTACH LP500S “COMPETITION SPECIAL” modified version (around 1980)

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田宮模型の「CELICA LB TURBO Gr.5 / COUNTACH LP500S 競技用スペシャル」に、社外品を含む各種改造パーツを組み込んだものです。

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適度な捩れ特性を得るためにくびれた形状をしたシャーシは、キットのままではジュラルミン製ですが、写真の車においてはこれを田宮模型の純正オプションパーツであるFRP製のものに取り替えています。このシャーシには、皿ビス加工はなされていません。
薄いアルミ製のメカデッキは前作とほぼ同じものですが、シャーシとの接続にゴム製のナットを用いてフローティングさせている点で新しくなっています。

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写真の車では、フロントユニットを、キャピタルモデル(CAPITAL MODEL)から販売されていた、電磁ブレーキを備えたものに丸ごと換装しています。
このブレーキはおそらく励磁作動形で、その電源は、巻線式スピードコントローラーのニュートラル位置に新たに取り付けた専用金具を介して供給される仕組みです。
フロントアームが長くかなりのワイドトレッドとなり、他方でキャスター角がほとんどないために本車の本来の特徴の一つであったサンドイッチタイヤの機能は十分には発揮できないかもしれません。

なお当時は、今井科学株式会社(IMAI KAGAKU CO.,LTD.)からも同社の1/12カー向けのオプションパーツとして電磁ブレーキが用意されていましたが、興味深いことに、その実質的内容は今回紹介したキャピタルモデルの製品と全く同じものとなっていました。どちらがオリジナルなのかは不明です。

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リアには、田宮模型としては初のモディファイドモーターであるブラックモーター(RS-540SD BLACK MOTOR)、そして同モーターとセットで販売されていた、本車専用のモーターマウントを取り付けています。後者は、ノーマルのモーターマウントがブラックモーターの指定回転方向に対応していないことから、本車のユーザーのために特に用意されたパーツとなります。
デフギヤは、強度が向上した後期バージョンのものです。

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こちらは、本車のオプションボディとして田宮模型から販売されていた、PORSHE 908/3 TURBOです。
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2026年01月11日

SLASH (ADVANCE SERIES) (1987)

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技研モデル(TECH RACING)の、「SLASH (ADVANCE SERIES) 」です。
以前(と言ってもそれから既に14年もの時間が経過していますが)にも当ブログでご紹介した、「SLASH RA12/87」のワークスバージョンを謳った一連のパーツ群の総称であり、具体的にはシャーシ、ダンパー、モーターマウントのバックプレート、前後ボディマウントなどがラインナップされていました。
完成車とするためには、これらに加えて前後のアクスルに他社製品を使用するほか、ノーマルのSLASHの一部パーツも引き続き必要となりました。

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剛性を向上させるためにノーマルのSLASHに比して前半部を幅広にしたブラックFRP製シャーシ。
結果として、振り分けバッテリー方式のものとしてはオーソドックスな形状となっています。

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フロントには、京商のPLAZMAの構造一式がボルトオンで装着できます。
この点に関し、当時の広告によれば、ABC HOBBYのCARRERA系のパーツも使用可能とされていましたが、PLAZMA系とは取付け部分の寸法は異なると思いますので、別のシャーシが販売されていたのかもしれません。
またさらには、ジュラルミン削り出しのサスアームなどから成るオリジナルのフロントアクスルユニットも企画されていたようですが、こちらについては実際に販売されるまでに至ったかどうかは不明です。

なお前述の通り、前後のボディマウントは、本車固有のパーツとなります。

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リアには、1本立ちのステーにトリプルダンパーをトラス状に接続したダンパーユニットを設置し、DELTAの「SPYDER」に似た雰囲気も帯びています。
これら3本の新型ダンパーの制御方式は、外観からはオイル式のようにも見えますが、実際にはシリンダー内に充填したOリングの作用によるフリクション式となっています。

他方、ダンパーユニットの左右対称性が優先されているため、当時既に普及しつつあったモーターマウントをオフセットする工夫は採用されていません。
このモーターマウントのバックプレートは、ノーマルのSLASHではプラズマ系のものを流用していたのに対し、本車の場合にはこれがジュラルミン製の黒いオリジナルパーツとなっています。
そのほか、ボールリンクサスペンションの接続部分は、ノーマルのSLASHのままです。

なお、写真の車が装着をしているアルマイト加工されたリアシャフトやハブは、技研モデルから初代PLAZMA用のパーツとして発売されていたものであり、SLASHシリーズとは直接の関係はないものです。

またここでは、同時代にユージ・プロダクト(YOU-G PRODUCT CO., LTD.)から販売されていたオンロードレース専用のモーターである「DRAG850 SE-R」を載せています。ラジコンマガジンにおける新製品の紹介記事によれば、鋭い立ち上がり加速がこのモーターの特色であるとされていました。
ユージ・プロダクトといえば、青色のアルマイトが美しい各社バギー向けのパーツが特に人気でしたが、当時は1/12レーシングカー向けとしても、上記のモーターのほか、ツーリングタイプの各種ボディとこれに対応したボディマウントなどを取り扱っていました。

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